●著者:田亀源五郎

■作品解説
月刊G-menで長期連載された、著者代表作。
SM調教過程、そしてMの心理の変化を、ここまで克明に追いかけたSMコミックはゲイ漫画では類を見ない。
奴隷として調教されるということが、どういうことなのかという具体的な例を提示してくれる作品。
それゆえ、イメージ妄想SM派ばかりでなく、リアルにプレイを実践する層からも熱い支持を受け、連載時は常に読者アンケートで上位の座をキープし続けた。
全3巻に渡り描かれるSMの深淵を、ぜひ堪能してほしい。

中巻では調教がすすむ主人公が友人への貸し出し、公園での公開陵辱、夏休みの監禁仕込みを経て奴隷として様々なことを学んでいく過程が描かれる。
他に珠玉のカラーイラスト4点。
SMショート絵物語。
ボーナス・コミック「TRAP2」を収載。

■物語
ゴツイ体に男くさいマスク、そして自慢の巨根。
タチとしてのすべてを兼ね備えた男、大橋は大学生でありながら、ハッテン公園では王者のような倣岸さで、寄ってくる男たちを虫けらのように扱っていた。
そんな大橋の内なるM性を見抜いていた柴崎教授の手によって、奴隷調教を受ける大橋。
2人の関係に闖入してきた大橋の友人への貸し出しを決める柴崎教授。
しかし、そのときの大橋の態度は、教授の望む奴隷のそれとはかけ離れていた。
そんな大橋に失望した柴崎は、ショック療法で大橋の中に残るプライドを剥ぎとろうと決意。
大橋が王者のように振る舞っていた公園での、公開陵辱調教で、大橋のM心を覚醒させていく。